このごろ思うことなど

ふと思ったこと、思いついたこと、作ってみたものなどについて書いています。

テニスは生涯スポーツ

 今日は平日ながら仕事が休みで、午後3時からテニスの予定でした。あいにく天気は下り坂で、朝から雨雲レーダーとにらめっこをしていました。ちょうど3時ごろから雨が降り始める予報で、できるかできないか、できても30分ぐらいかと思いながら準備をして出かけました。ちょうどコートの駐車場についたころ、まばらながら大粒の雨が降り始めました。まわりのコートがキャンセルしている中で、せっかく集まったからやれるだけやってみようという話をしていると、年配の男性二人から一緒にやろうと声をかけられました。こちらが3人で、ダブルスには人数が足りなかったこともあり、そうすることにしました。

 ゲームを始めるとその二人は、やっぱりあまり走れはしないのですが、手の届くボールは匠に返球してきます。トコトコとネットに出ながらボレーで返してきます。私が打ったサーブを、ドロップショットのようにネット前に落としてリターンエースを取られる場面もありました。その後も何度もそのショットを繰り出していたので、どうやら得意技だったようです。結局、雨が降り続く中、5時までいっしょにプレーしました。

 こちらの若手メンバーを駅まで車で送る道すがら、「年をとってもあんな風にテニスができたらいいよね」と話すと、「ホントにそうですよね。僕感動しました。歳を聞いたんですけど80歳って言ってました。」とのこと。かなり高齢とは思っていましたが、80歳はすごい。テニスは生涯スポーツですね。私も体を壊さないように続けたいです。

酒税の根拠は何か

 居酒屋の飲み放題ではビールを飲むことにしています。「日本酒」はピンからキリまでありますから、怖くて頼めません。一方、日本のビールは良くも悪くも似たりよったりなので安心です。ところが、最近飲み会でビールが無い飲み放題メニューがあるのを知って驚きました。メニューにあるのは、いわゆる「第三のビール」で、ビールはありません。ワンランク値段の高い「プレミアム飲み放題」で、やっとビール(プレミアムビールでなく普通のビール)が注文できるというシステムでした。

 お酒(アルコール飲料)も、その他の多くの商品と同様に、品質と価格にバリエーションがあるのは当然です。例えば日本酒なら、米だけで作った純米酒と、醸造アルコールや糖類を添加した酒ではコストが違いますので売価に差が出るのもうなずけます。米の表面の多くを削り落とす吟醸大吟醸のお酒が高価になるのも当然です。一方、ビール・発泡酒第三のビールの価格の差は、原材料によるところもあるとは思いますが、主たる要因は税率です。市場原理に照らしてコストに見合った価格となっていれば、あの不味い第三のビールを飲む人はいないのではないでしょうか。

 酒税の税率の根拠は何でしょうか?たばこ税と同様に、お酒から税金を取ること自体は一定の合理性があると思います。健康上の理由から飲酒をある程度抑制することは必要だと思いますし、飲酒に起因する社会的なコスト(飲酒運転の取り締まりなど)もあるでしょう。でも、そうだとすると、酒税の税率の根拠は、「アルコール1mlあたり◯円」であるべきではないでしょうか。ビールの税率が高く、第三のビールが低い根拠が分かりません。このような恣意的な税率が、日本のビール文化を崩壊させているように思います。ことさらにビールの税率が高いのも異常です。

 かつての日本の大手メーカーのビールはすべてピルスナー系でかわりばえしませんでしたが、最近のクラフトビールブームもあって、中小メーカーに続いて大手もエール系のビールを商品化するようになりました。この機会に、すべてのお酒でアルコール量あたりの税率を統一して、「税金が安いから不味い酒を飲む」という不健康な状況を改善して欲しいと思うのですが。

外国で思ったことなど

 スウェーデンストックホルムに行った時に思ったことを前回書きました。それ以外に、スウェーデンだからということではないけれど、日本と外国の違いについて思ったことを書いてみます。

 帰国する日、チェックアウトタイムの正午にホテルを出ればフライトには十分間に合うので、博物館を見に行こうと思っていました。窓の外は、昨日までの晴天とは打って変わって雨模様の天気でした。ちょっと迷いましたが、せっかく傘も持ってきていることだし、思い切って出かけることにしました。博物館への行き方をフロントで尋ねると、路面電車の駅までしばらく歩くとのこと。回転ドアを出て傘をさし、駅の方向に歩き始めました。

 雨はしとしと降り続いていて止む気配はありません。でも、道行く人の半分ぐらいしか傘をさしていませんでした。日本なら、傘を持っていれば間違いなくみんなさしているはず。急に降りだした訳でもないので、傘を忘れたということではなさそうです。撥水性がありそうなジャンパーを着ている人もいますが、普通に水を吸いそうなシャツやトレーナーのような格好で、雨の中をズンズン歩いています。以前、イギリスで同じような経験をしたことを思い出しました。

 さて、なぜでしょう?日本よりむしろ気温は低く、乾きやすい訳でもありません。雨は雨ですから、冷たいし濡れたらいい気持ちはしません。分かりません。合理的な理由は思いつきません。何か、文化的・伝統的な違いなのではないかと。「この程度の雨なんかへっちゃらだよ。何傘なんかさしてんだよ」的な雰囲気が代々受け継がれているのではないかと。

刺青(Tattoo

 テレビを見ていると、外国のスポーツ選手が腕などに刺青をいれているのを見かけるので、分かってはいましたが、刺青入りの人が多いです。スポーツ選手でも何でもなさそうな人が、目立つ部位にドーンと彫っているので驚きます。正直言って私は好きになれません。かっこいいとも思えません。まあ、本人が好きでやっているのだから良いのだとは思いますが。

 先日、『日経産業新聞』の記事で、外国人の学生達と日本の企業の人事担当者のトークが記事になっていました。新卒一括採用やリクルートスーツなど、日本の不思議な慣行にツッコミを入れる、というような趣旨です。最後に一人の学生が、「僕は刺青してますが大丈夫ですか?」と質問して、一同「うーん・・」と返事に困るシーンがありました。スポーツ選手ならいざ知らず、銀行員ならNGでしょう。外国で刺青を入れて、何も知らずに日本に来て困る人っていないのでしょうか。就職はもちろんですが、まさか温泉にも入れないだなんて、知らないと思うんです。日本を紹介するガイドブックには書いてあるのでしょうか?

行列

 海外から日本に来た旅行者が、日本で印象に残ったこととして「行列」を挙げることがあるそうです。日本にいると当たり前なのですが、海外に出るとなるほどと思います。ストックホルムの地下鉄でも、待っている人は全然列を作っていませんでした(そもそもホームに列車停止位置が書いてありません)。だからといって、乗り降りで混乱はありませんでした。日本と比べて混んでいないという違いはありますが、特に先を争うでもなく整然と乗り降りしていて、これはこれで特に不都合は無いように感じます。

 そんなことを考えていて、ふと思ったのですが、日本人は実は寛容でないから行列が必要なのではないのかと。「オレが先に来て待っていたのに、後から来て先に乗るとはけしからん」という人(私もそうです)が多いと、来た順番をはっきりさせる方法が必要であり、その結果として行列が必要になったのではないか。それとも、ストックホルムだって日本ぐらい満員電車になれば、列を作らないと押し合って混乱するのでしょうか。そう言えば、かつて中国は満員電車かつ列を作らない習慣で、北京五輪の前あたりに「列をつくろう運動」を展開したと聞いたことがあります。まあ、列を作りつつ寛容であればいいのかもしれませんが・・・お年寄りは後から来ても前に入れてあげるとか・・・難しそうですね。

 

 

ストックホルムで思ったことなど

 仕事でスウェーデンストックホルムに行ってきました。ストックホルム中央駅に近いホテルに、8月20日から5泊滞在しました。 

気候

 最高気温が20度を超えるかどうかというぐらいで、過ごしやすい気温でした。私は、Tシャツの上に長袖シャツを着て、上着を着たり脱いだりしていました。道行く人たちの服装は本当にバラバラで、Tシャツ姿の人もいれば、コートを着ている人もいました。日は日本より長いですが、日の入りが8時頃で、それほど極端ではありません。ストックホルムでは白夜にはならないようですが、それでも一番日が長いころは、沈んだ太陽がすぐにまた昇り真っ暗にならないそうです。現地の人曰く、「だんだん日が短くなって、夏も終わりだなぁ」という感じだそうです。 

f:id:takekago:20170827130141j:plain

食べ物

 良くも悪くもあまり強烈な印象はありませんでした。ザリガニのシーズンでしたが、入ったレストランにザリガニのメニューは無かったようです。シーフードの店を探せば食べられたのだと思います。シーズンが年に1ヶ月だけなので、名物といっても「ザリガニ専門店」のようなものはなさそうです。スーパーではザリガニを見かけました。ミートボールは食べましたが普通のミートボールでした。ちょっと変わっているのはソースで、甘いソースがついていました。コケモモなのだそうです。知人につれていってもらったレストランで食べた厚切りベーコンとポテトの料理は美味でした。やっぱりコケモモのソースがたっぷりついていて、料理とよく合いました。

f:id:takekago:20170827140502j:plain

f:id:takekago:20170827132137j:plain

f:id:takekago:20170827132147j:plain

買い物

 とにかく物価が高いです。税金が高いからかと思いきや、それ以上に高いです。1クローナ=14円で換算すると、コンビニで500mlの水が322円、日本なら100円のコンビニコーヒーが280円です。レストランで上の写真のような一皿とビール一杯(400〜500ml)でだいたい3000円ぐらいです。当然ホテルも高いので、観光旅行に来るのはかなり厳しい感じです。

 ところで、ストックホルムに行くのに現金は必要ないことがわかりました。現金で買えないものはあっても、クレジットカードで買えないものはありませんでした。飲み物の自動販売機も、地下鉄の券売機もクレジットカードのみで、現金は使えません。さらに、カフェテリアのレジでも現金を断られたことがありました。控えめなつもりで500クローナ両替して持っていったのですが、本当にゼロでも困りませんでした。両替のレートが1クローナ=16.1円ぐらいだったはずで、クレジットカードのレートが13.9円ほどですので、両替するのはもったいないです。

 中央駅近辺だったからかもしれませんが、セブンイレブンなどのコンビニが結構あって、朝早くから夜遅くまで営業しています。その点は日本とあまり変わらない感じで便利です。ホテルの朝食は高いので、サンドイッチなどのパンとコーヒーをコンビニかカフェで購入していました。スターバックスもよく見かけました。

観光

 仕事で行ったのでほとんど観光はできませんでしたが、歓迎会が市庁舎で、懇親会が科学博物館での開催だったので、それらは見ることができました。市庁舎には、ノーベル賞の晩餐会が開かれる黄金の間とブルーホールがあります。話の種にもなりますので、必見だと思います。科学博物館(Tekniska Museet)は、飛行機のような大きなものから小さな部品まで、昔のものから最新技術まで展示されていました。展示室の中で料理とお酒が配られ、飲みながら見学するという不思議な体験でした。日本では許可がおりないような気がします。

 帰国する日の飛行機までの時間に、ヴァーサ号博物館(Vasamuseet)に行ってきました。ガイドブックによると人気があって入場で行列ができるとのことでしたので、開館時間の8:30に合わせて早めに出かけました。開館10分前に到着したときには、数人が待っているだけで、あっさり入場できました。雨がふっていたので出足が鈍かったのかもしれません。

 さて、この博物館は、ストックホルム港内から引き上げられた巨大戦艦ヴァーサ号を展示するために作られたものです。1628年の処女航海であっけなく沈み、300年以上たった後に引き上げられたそうです。写真はパノラマで撮影したので歪んで見えますが、かなり大きくて迫力があります。側面に配置された大砲や、マストにつながるロープの網、豪華な彫刻など、まさに「パイレーツオブカリビアン」の世界です。

f:id:takekago:20170827224933j:plain

 

 

ヘッドライトを2回点滅させることを「パッシング」と言いませんか?

お盆は、横浜から仙台まで、車で帰省しました。東北自動車道は、渋滞していなければ、もっぱら追い越し車線を走りました。とはいえ、登録から10年以上が経過したファミリーカーなので、後ろから速い車が近づけば、その都度道を譲っていました。後ろから急に近づいてくる車に気がついていいれば、あらかじめ進路変更して道を空けるのですが、気がつくと後ろにべったりくっついていることが、たまにあります。高速道路とは思えない車間距離です。私が急ブレーキを踏んだら、まず間違いなく追突するしかない距離です。どうしてそんなに前の車が信用できるのでしょうか?謎です。

 

さて、車のヘッドライトを2回点滅させることを「パッシング」と呼びます。この呼び名は比較的定着しているようなきがするのですが、違うでしょうか。そもそも「パッシング」というのは「追い越し」のことだと理解していて、つまり前を走る車に「あなたの車を追い越したい」という意思を伝える手段のはずです。追い越し車線を走っていても、後ろから(車間を詰めずに)パッシングしてくれれば、お互い安全に道を譲って追い越させることができます。でも、いきなり車間を詰めて煽られたことは多々あっても、パッシングされたことは皆無です。「抜きたければ車間が空いているうちにパッシングする」「パッシングされたら道を譲る」という文化が日本の高速道路に根付けば、もっと安全になると思うのですが。

日本円は本当に大丈夫なのか?

2008年のリーマン・ショックのころにアメリカで銀行員をやっていたという人の話を聞いたことがあります。サブプライムローンなんてどう考えても危ないと思っていたそうです。でも、いつまでたっても問題になる様子が無かったので、大丈夫かもと思って手を出したとたんに問題が起きて、多額の借金を背負う結果になったとか。

 

今朝のニュースで当時の日銀の話をしていました。アメリカのサブプライムローンに危険性があることは認識されていたようですが、アメリカの金融当局が大丈夫というから大丈夫なのだろう、と考えていたというような話でした。でも問題は起きました。

 

さて、日本の借金は大丈夫なのでしょうか。2016年12月末で、1066兆4234億円。国民1人当たり約840万円だそうです。財務省のサイトにある「我が国財政について」という資料の冒頭には、次のように書かれています。「我が国の財政は、毎年度の歳出のうち3分の1を借金に依存している。すなわち、現世代にのみ便益が及ぶ支出の多くを現世代が負担することができていない状態が続いている。この結果、平成27年度末の借金の残高は、対GDP比で248%となっており、将来世代に対し、国際的にも歴史的にも例がないほど膨大なつけを残してしまっている。」本当に大丈夫なのでしょうか。

 

今のところ、国債や円が暴落したり、インフレが進んだりする兆しは見えません。経済学者も大丈夫だと言っています。日本の国債を買っているのはほとんど日本人だから大丈夫だとか、いろいろ理由は説明されています。でも、信じられるでしょうか?リーマン・ショックだって直前まで好景気だったし、経済学者も金融当局もいろんな理由を並べて「大丈夫だ」と言っていたのです。

 

株や外貨はリスクがあるというのですが、銀行に円を預けておくのもリスクが高いような気がしてなりません。さて、どうしたものか・・・

ぐりとぐらのうた

ぐりとぐら [ぐりとぐらの絵本] (こどものとも傑作集)

ぐりとぐら [ぐりとぐらの絵本] (こどものとも傑作集)

 

有名な絵本「ぐりとぐら」で主人公のぐりとぐらは歌を歌いながら登場します。 

 ぼくらの なまえは ぐりと ぐら
 このよで いちばん すきなのは
 おりょうりすること たべること
 ぐり ぐら ぐり ぐら

まだ子供が小さかった頃、この絵本を読みながら、歌のメロディーを考えたことを思い出しました。みんなどんな風に歌っているのかと思って検索してみたら、「この詩をこう歌っています」と読者から送られた楽譜を集めた本があることを知りました。 

ぼくらのなまえは ぐりとぐら (福音館の単行本)

ぼくらのなまえは ぐりとぐら (福音館の単行本)

 

 せっかくなので、昔考えたメロディーを思い出して歌にしてみました。楽譜はmusescoreというソフトで書いて、Sinsyという歌声合成システムで歌わせました。初音ミクボーカロイド)ではありませんが、似たようなシステムで、無料で使えます。うまくプレーヤーが貼り付けられなかったので、MP3ファイルのリンクをとりあえず張りました。クリックして聞けない場合はダウンロードしてみてください。

ぐりとぐらのうた(ぐりバージョン)

ぐりとぐらのうた(ぐらバージョン)

ぐりとぐらのうた(ぐりとぐらバージョン)

f:id:takekago:20170803221711p:plain

f:id:takekago:20170803221728p:plain