このごろ思うことなど

ふと思ったこと、思いついたこと、作ってみたものなどについて書いています。

眩しいときに片目をつぶると

 眩しいときに片方の目をつぶると眩しくなくなるということを発見しました。当たり前でしょうか?私にとっては驚きでした。それとも私だけでしょうか。
 駅から会社に、朝日に向かって歩いているとき、片目をつぶると眩しくなくなることに気がつきました。眩しいと無意識に目を細めます。これは、目に入る光の量がある値を越えると眩しいと感じて、反射的に目を細め、目に入る光の量を調節するものだと考えていました。ところが、さっきまで眩しくて目を大きく開けていられなかったのに、反対側の目を閉じると、パッチリ開けていても眩しく感じないのです。つまり、片目に入った光の量に応じて目が眩しく感じるのではなく、両目に入った光の量の合計に応じて、脳が眩しく感じるとも解釈できるような気がします。
 ここまで書いてみて、この仮説が正しいとしたら何が起こるかを考えてみました。目は、明るさに応じて瞳孔を開いたり閉じたりして、「目に入る光の量」が一定になるように制御されているはずです。上の仮説が正しければ、ここで言う「目に入る光の量」も、「左右の目に入る光の量の合計」かもしれません。つまり、左右の目が独立に瞳孔の大きさを調整するのではなく、左右の目に入る光の量に差があったとしても、連動して瞳孔の大きさが変わるということが予想されます。やってみました。予想通りのことが起きました。鏡に映った自分の瞳を覗き込み、反対側の目を手で覆って暗くします。覆っていない方の瞳が大きくなりました。そちらの目に入る光の量は変わらないにもかかわらず、反対側の目に入る光が減ったことで、両目の合計が減り、もっと光を取り入れるために瞳孔が大きく開いたと考えられます。つれあいにも頼んでやってもらいましたが、同じことがおきました。ただし、これだけでは、「合計」ではなく「少ない方」に連動するのだという仮説も成り立つかもしれませんので、今度は反対側の目だけを懐中電灯で照らしてみました。するとやはり、照らしていない方の目の瞳孔が、今度は収縮しました。「合計」の方が正しそうです。お暇な方は試してみて、結果を知らせていただけるとうれしいです。
 もっとも、専門家の目から見れば、上に書いたことは真っ赤な嘘なのかもしれませんし、逆に良く知られた事実なのかもしれません。詳しい方がいましたら是非教えてください。