このごろ思うことなど

ふと思ったこと、思いついたこと、作ってみたものなどについて書いています。

コーヒーについて ―豆の銘柄―

 コーヒーの味に影響を与える要因として、当然のことながら豆の銘柄があります。安い豆は100gで100円台からありますが、高級豆の代名詞であるブルーマウンテンになると1000円以上します。
 コーヒーの味をあらわす尺度としてもっとも重要なものは、苦味と酸味でしょう。豆の袋に、苦味は5点、酸味は3点、なんてグラフで書いてあったりします。ほかに、甘み、コク、なんていうのもあります。コーヒーの味がこれらの要素の組み合わせでできているならば、うまくブレンドすれば、どんな味でも作り出せそうな気がします。
 私は、あまり自分の味覚には自信が無いので、お金の無駄にならないように、もっぱら安い豆を買っていました。ブラジル・モカ・コロンビア・ブレンド各種、そんなところです。でも、あるとき、コーヒー豆屋の初売りで、中身が何か分からない福袋のようなコーヒー豆の缶を買ったら、クリスタルマウンテンという高級豆だったので、ありがたくそれを飲みました。美味しいと思いました。苦味・酸味・甘みなどの点では、バランスがとれていて丁度いい感じだとは思いましたが、それがとても特徴的というわけではありません。感心したのは、余計な味がしないことでした。この「雑味が無い」という特徴は、ブレンドでは作り出すことができません。値段が高いのも少し納得しました。
 とは言え、その後もやはり安い豆を買って飲んでいます。確かに美味しいけれど5倍も値段の高いコーヒーを飲むよりは、5杯飲んだほうがいい、と思ってしまうのです。