このごろ思うことなど

ふと思ったこと、思いついたこと、作ってみたものなどについて書いています。

バッグの持ち方 ―男女の違いはどこから―

 男性の中に、なんとなくしぐさが女っぽい、という人がいます。いったい何がそう感じさせるのか、はっきりとは分からないのですが、そう感じるのです。そうであるからには、女性に特有のしぐさ、つまり女性は普通にやるけれども男性はめったにやらないような、そんなしぐさがあるはずです。通勤のときにそんなことをぼーっと考えながら歩いていました。
 そう思いながら道行く女性を見ていて気がつくことがありました。それは、バッグの持ち方です。女性の中には、バッグを腕に、つまり曲げた腕の肘のところにかけて持つ人がいますが、男性はこれをやりません。肩にかけたり、手に持ってぶら下げたりする持ち方は、男女とも普通に見られますので、肘にかけるのだけが女性に特有のように思われます。でも、良く見てみると、肘にかけて持っているバッグの取っ手は、肩にかけるには短く、手に持つには長い、中途半端な長さになっています。男性用のかばんには、そういったデザインは見られません。女性用のバッグに特有のデザインのために、肘にかけるような持ち方をするのだとも考えられます。もちろん、持ち方にあわせてデザインが決められたのかもしれませんが。
 この、直立した状態で肘を曲げて、腕を少し外側に開いたような姿勢、というのは女性に特有のような気がします。ためしに、この姿勢で歩くまねをしてみたところ、娘に「キモイ」と即座に言われました。
 さて、このしぐさが女性を想起させるのは、生理学的に女性はこのようなしぐさをしやすいのでしょうか。それとも文化的なものでしょうか。日本以外の国でも、この感覚が共有されているかどうかで推測できると思うのですが。