このごろ思うことなど

ふと思ったこと、思いついたこと、作ってみたものなどについて書いています。

家作りの思い出 ―間取りを設計する―

 家の設計、というと真っ先に思い浮かぶのが「間取り」です。実際には、どこにどんな柱を何本立てるとか、水周りのパイプをどこにどう通すとか、細かな設計事項が山ほどあるのだと思いますが、施主として最も気になるのはやはり間取りです。私も、自分の希望を設計士に伝えるべく、何度と無く間取り図を描いて持って行きました。結果、自分で書いた間取り図のとおりの家が建ちました。
 間取りを考えるのは、パズルを解くような面白さがあります。狭い土地ですから、建物の外形や大きさはほぼ決まっていました。それでも、間取りの自由度はけっこうあるものです。間取りを検討するにあたって心がけたことは、たまに来るお客さんはさておき、ここに住む家族にとって最も住みやすい家にするということでした。ですから、我が家には和室がありません。戸建にしてもマンションにしても、和室が一つある間取りが多いのですが、我が家は、子供部屋と主寝室とリビングダイニングだけの間取りです。子供は二人ですが、まだ小さかったので部屋を一つにして、いずれ仕切れるように入口を2つにしました。ということで、建てたときは、2LDKでした。
 間取り設計のフリーソフトをインストールして、いろいろと描き、設計士に教えてもらってはまた描きなおしました。最初はかなり奇抜な間取りでしたが、だんだんと落ち着いてきて、いい感じになってきました。リビングを1階にするか2階にするかで迷いましたが、2階にしました。隣の家が一段低いので、2階だと遠くが見渡せて、日当たりも良いことから、そう決めました。正解だったと思っています。年取ったときにちょっと心配ですが。
 よく、家を建てると、いろいろ考えて建てたはずなのに、すぐに「あすればよかった」という不満が出るという話を聞きます。でも幸いなことに、我が家は、間取りに関する不満はありません。