このごろ思うことなど

ふと思ったこと、思いついたこと、作ってみたものなどについて書いています。

台所の排水口が詰まって・・・直りました

台所の排水溝が詰まってしまいました。試行錯誤の末、以下の経過をたどって、ついに詰まりは解消されました。

1. 市販のパイプクリーナー(化学的攻撃)
スーパーやホームセンターで売っている洗浄剤を何度か流してみました。我が家はキッチンが2階なので、配水管はしばらく下ってから水平になるようです。詰まり易いのは水平部分なので、なかなか薬剤が届かないのかもしれません。

2. ワイヤーブラシ(物理的攻撃)
次に、ワイヤーブラシを投入しました。これも排水口のつまりを取る道具としてホームセンターで売られています。ワイヤーの先にブラシが着いていて、反対の先にはらせん状の針金がついていました。ブラシの方はなかなか入っていかないので、らせん状の方を排水口に入れました。パイプの曲がり角で止まるので、そのたびにワイヤーをぐるぐると回して、先に進めます。3メートル程度のワイヤーが全部入ったのですが、どうやらつまりはもっと先らしく、結局開通しませんでした。

3. 業務用パイプクリーナー(化学的攻撃)
仕方が無いので、Webを探し回ったところ、業務用の強力な排水口洗浄剤が通信販売されていたので、それを購入しました。水酸化ナトリウム95%とか。脂肪と反応して溶かすらしいです。期待に胸を膨らませて投入したのですが・・・改善しませんでした。

4. 業務用バイオパイプクリーナー(生物学的攻撃)
上記の業務用パイプクリーナーを購入したとき、同時にBN菌なるものを使ったバイオパイプクリーナーを購入していました。菌が脂肪を分解してくれるらしいです。数日間投入しました。もともと即効性は無いことになっているのですが・・・効果が良く分かりません。そうこうするうちに、小なべ一つ洗っただけで、排水口があふれてシンクに水がたまるようになってきました。

5. ラバーカップ(物理的攻撃)
棒の先に黒いゴムっぽい材質の半球がくっついたような器具です。「シュポシュポ」とか「スッポン」とかでなく、「ラバーカップ」というのが正式名称のようです。我が家でもトイレの詰まりで使ったことがあったのですが、今回は台所なので新品をホームセンターで購入しました。排水口のトラップをはずしてお湯をザーッと注ぎ込むと、あっという間にあふれてきました。流し台の上にあがり、シンクをまたいでラバーカップを排水口に当てます。押すときはゆっくりやるのが正しいのだそうで、ぎゅ―っと押し付けてへこませ、「エイッ」と勢い良く引き上げます。2回目までは変化が感じられませんでしたが、3回、4回とやるうちに、「ゴボゴボ」という音がして、嫌な臭いが上がってきました。つまりがとれたようです。水を勢い良く排水口に注いでも、全然上がってこなくなりました。

ということで、結局は最も原始的な方法が効果的でした。物理学の勝利です。