コーヒーについて ―抽出の時間―

以前、コーヒーの抽出の温度について書いたことがありましたが、今回は時間です。

ツレアイと私の２人分のコーヒーを毎朝いれるのが日課のようになっています。このごろは、子供たちも一丁前にコーヒーを飲みたがるようになったのですが、知らんぷりして２人分だけいれるようにしていました。なぜか。４人分いれると美味しくないからです。いれ方はペーパーフィルターです。単純に豆の量とお湯の量を2倍にするとちょっと濃すぎるような気がして豆を減らしたりと、調節してみるのですが、どうも美味しくありません。２人分を２回いれれば良いのですが、面倒だしフィルターがもったいないです。

でも、ある時ふと気がつきました。同じ道具で、豆２倍、お湯２倍だと、どうしても抽出の時間が長くなります。よく考えるとこれはちょっとヘンな話です。紅茶などは、茶葉やお湯が何杯分であろうとも、抽出している時間は3分ぐらいに決まっています。そこで、４杯分の豆をセットして抽出を始めて、２杯分のコーヒーがサーバーにたまったところでドリッパーをはずして、４杯分までお湯を注いでうすめてみました。私には、この方が美味しいような気がしました。

コーヒーミルもドリップも手動なので、忙しい朝は相変わらず２人分ですが、休日などはリクエストがあれば子供たちの分もコーヒーをいれるようになりました。