二階リビングのメリット・デメリット
家を建ててから12年半ほど経ちます。間取りだけは自分で設計しました。あれこれ試行錯誤しながら考えた結果、リビングは二階にもってきました。述べ床面積が90平米ちょっとの木造2階建てで、ツーバイフォー工法です。形は、細長い長方形のほぼ総二階で、一階が玄関・主寝室・子供部屋2つ・トイレで、二階がLDK・洗面所・ユニットバス・トイレの間取りです。今まで住んでみて、良いと思う点と残念な点をまとめてみます。
【メリット】
- 眺めが良い
我が家は傾斜地に建っていて、隣の家が一段低いので、リビングの一番大きな窓から遠くが見渡せます。一階だと隣の家の二階がかぶってしまいます。一般的に言える話ではありませんが、同じような立地であれば、景色と開放感のためにリビングを二階にする価値があると思います。
- 日当たりが良い
これも立地によりますが、隣家の影になりにくいので、やはり一階よりは日当たりがいいです。
- 天井を高くできる
我が家はリビングの一部が傾斜天井(屋根裏が天井)で、天井が高くなっています。「大物を育てるには天井を高くすればよい」というハウスメーカーの昔のCMが本当かどうかは定かではありませんが、広々として私は好きです。リビングの上にロフトを作り、天窓もつけました。
- 冬暖かい
天気の良い日の昼間は、冬でも比較的暖かいです。一階とは明らかに温度が違います。
- 構造的に丈夫
ツーバイフォーは壁で支えるので、仕切りの少ないLDKは二階の方が構造的には丈夫だと設計士の方が言っていました。
- 間取りに無駄が無い
階段を上るとドアが無くそのままリビングになっているので、二階には廊下がありません。洗面所やトイレもLDKに直結なのは、ちょっと心配しましたが、住んでみると何の問題も無く、むしろ便利で使いやすいです。廊下の面積を最小にしようと思うとこの間取りがベストでした。
【デメリット】
- 階段の上り下り
当然ですが、階段の上り下りの回数は増えてしまいます。今は元気だから良いのですが、足腰が弱ってきたら大変かもしれません。エレベーターでもつけられるように考えておいたほうがよかったかもしれません。
- お湯がなかなか出ない
水周りは全部二階ですが、ガス給湯器は一階の屋外にあります。結果として配管が長くなっていますので、お湯がなかなか出てきません。
- 夏暑い
当然ですが、冬暖かいのと裏返しで、夏は暑いです。真夏に外出して締め切った部屋に帰ってくると、平気で40℃を超えていたりします。
- 家具などの搬入
引越しのときは、業者さんが気合でベランダから吊って入れてくれましたが、その後に洗濯機や冷蔵庫を買い換えたときは、階段を通るかどうかが心配でした。手すりを外したりしてなんとかギリギリ通しましたが。アップライトピアノを入れたときは、もちろん階段は通らず、道路に面した窓も通らなかったので、クレーンで吊って隣の家の屋根を越えて、大きな窓から入れました。
ご参考まで。