このごろ思うことなど

ふと思ったこと、思いついたこと、作ってみたものなどについて書いています。

ストックホルムで思ったことなど

 仕事でスウェーデンストックホルムに行ってきました。ストックホルム中央駅に近いホテルに、8月20日から5泊滞在しました。 

気候

 最高気温が20度を超えるかどうかというぐらいで、過ごしやすい気温でした。私は、Tシャツの上に長袖シャツを着て、上着を着たり脱いだりしていました。道行く人たちの服装は本当にバラバラで、Tシャツ姿の人もいれば、コートを着ている人もいました。日は日本より長いですが、日の入りが8時頃で、それほど極端ではありません。ストックホルムでは白夜にはならないようですが、それでも一番日が長いころは、沈んだ太陽がすぐにまた昇り真っ暗にならないそうです。現地の人曰く、「だんだん日が短くなって、夏も終わりだなぁ」という感じだそうです。 

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食べ物

 良くも悪くもあまり強烈な印象はありませんでした。ザリガニのシーズンでしたが、入ったレストランにザリガニのメニューは無かったようです。シーフードの店を探せば食べられたのだと思います。シーズンが年に1ヶ月だけなので、名物といっても「ザリガニ専門店」のようなものはなさそうです。スーパーではザリガニを見かけました。ミートボールは食べましたが普通のミートボールでした。ちょっと変わっているのはソースで、甘いソースがついていました。コケモモなのだそうです。知人につれていってもらったレストランで食べた厚切りベーコンとポテトの料理は美味でした。やっぱりコケモモのソースがたっぷりついていて、料理とよく合いました。

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買い物

 とにかく物価が高いです。税金が高いからかと思いきや、それ以上に高いです。1クローナ=14円で換算すると、コンビニで500mlの水が322円、日本なら100円のコンビニコーヒーが280円です。レストランで上の写真のような一皿とビール一杯(400〜500ml)でだいたい3000円ぐらいです。当然ホテルも高いので、観光旅行に来るのはかなり厳しい感じです。

 ところで、ストックホルムに行くのに現金は必要ないことがわかりました。現金で買えないものはあっても、クレジットカードで買えないものはありませんでした。飲み物の自動販売機も、地下鉄の券売機もクレジットカードのみで、現金は使えません。さらに、カフェテリアのレジでも現金を断られたことがありました。控えめなつもりで500クローナ両替して持っていったのですが、本当にゼロでも困りませんでした。両替のレートが1クローナ=16.1円ぐらいだったはずで、クレジットカードのレートが13.9円ほどですので、両替するのはもったいないです。

 中央駅近辺だったからかもしれませんが、セブンイレブンなどのコンビニが結構あって、朝早くから夜遅くまで営業しています。その点は日本とあまり変わらない感じで便利です。ホテルの朝食は高いので、サンドイッチなどのパンとコーヒーをコンビニかカフェで購入していました。スターバックスもよく見かけました。

観光

 仕事で行ったのでほとんど観光はできませんでしたが、歓迎会が市庁舎で、懇親会が科学博物館での開催だったので、それらは見ることができました。市庁舎には、ノーベル賞の晩餐会が開かれる黄金の間とブルーホールがあります。話の種にもなりますので、必見だと思います。科学博物館(Tekniska Museet)は、飛行機のような大きなものから小さな部品まで、昔のものから最新技術まで展示されていました。展示室の中で料理とお酒が配られ、飲みながら見学するという不思議な体験でした。日本では許可がおりないような気がします。

 帰国する日の飛行機までの時間に、ヴァーサ号博物館(Vasamuseet)に行ってきました。ガイドブックによると人気があって入場で行列ができるとのことでしたので、開館時間の8:30に合わせて早めに出かけました。開館10分前に到着したときには、数人が待っているだけで、あっさり入場できました。雨がふっていたので出足が鈍かったのかもしれません。

 さて、この博物館は、ストックホルム港内から引き上げられた巨大戦艦ヴァーサ号を展示するために作られたものです。1628年の処女航海であっけなく沈み、300年以上たった後に引き上げられたそうです。写真はパノラマで撮影したので歪んで見えますが、かなり大きくて迫力があります。側面に配置された大砲や、マストにつながるロープの網、豪華な彫刻など、まさに「パイレーツオブカリビアン」の世界です。

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