このごろ思うことなど

ふと思ったこと、思いついたこと、作ってみたものなどについて書いています。

『不毛地帯』の2巻を2冊買う

不毛地帯』は山崎豊子の小説で、映画にもなっていて有名です。文庫本の1巻を買って読んでみて面白かったので、続きを買いにブックオフに行きました。そして、2巻を2冊と3巻、4巻を買ってきました。なぜでしょうか。

ブックオフの文庫本コーナーで本を探すと、2〜4巻が揃っていました。これを買えばいいやと思ったのですが、その下の棚に、明らかに厚みの違う2巻を見つけました。最初は意味が分からなかったのですが、ページをめくってみて気が付きました。『不毛地帯』の文庫は2回発行されていて、最初は昭和58年発行の全4巻、次は平成21年発行の全5巻です。私が最初に読んだのはどうやら平成版の1巻で、ブックオフに揃っていたのは昭和版の2〜4巻でした。これでは話がつながらないので、平成版の2巻も購入したという訳です。平成版の3〜5巻は在庫が無かったので仕方ありません。どちらにしても1冊100円なので損はありません。

昭和版はかなり厚みがあるので、再発行にあたって全5巻にして薄くするのは理解できるのですが、背表紙のデザインまで同じだと混乱してしまいます。間違って買ってしまった人がいるのではないでしょうか。間違ったことに気がつけばまだいいですが、内容が抜けていることに気づかずに読んでしまうと残念な感じです。