このごろ思うことなど

ふと思ったこと、思いついたこと、作ってみたものなどについて書いています。

修理は楽し

 家電製品などは、修理に出すよりも買い替えた方が安いことも多くて、壊れたモノを直して使い続けることは少なくなっているかもしれません。でも、自分で修理すれば安く上がりますし、もうダメかな、と思ったモノが復活して使い続けられるようになるのは嬉しいものです。以前なら専門店で注文しなければ手に入らなかったような製品や部品も、ネット通販でかなりのモノが買えるようになりました。技術が必要な場合は難しいですが、交換すれば済むような修理は、結構自分でもできるものです。つい最近は浴室の換気扇を交換しましたし。

 2年ぐらい前に、車のパワーウィンドウが故障したことがありました。運転席の窓が、開くけど閉まらないのです。でも、一旦エンジンを切ってからキーをオンにし直すと窓が上がるという不思議な症状でしたので、だましだまし使っていました。そのうち車検の時期が来て、ついでに見てもらったのですが、スイッチの不具合で、交換すると17000円かかるとのことでした。うーん。どうにか自分で直せないものかと考えて、ひらめきました。不具合は運転席の窓のスイッチだけなので、助手席や後部座席の窓のスイッチは動きます。結線を入れ替えて、助手席のスイッチで運転席の窓を操作すればいいのでは、と。運転席側で助手席の窓が操作できなくなっても、助手席側にスイッチがもう一つあるので問題はありません。早速スイッチのユニットを車から外してきたのですが、どの端子がどのスイッチなのか分かりません。どこかに図面のようなものが無いかと思い、ユニットの裏に書いてあった型番で検索してみたところ、同じユニットの中古がヤフオクで1000円で売られているのを見つけました。迷わず購入しました。届いたユニットを取り付けたところ、あっさりと動くようになり、17000円かかるところが1000円プラス送料で直りました。

 靴も修理しました。2008年の秋に買った革靴です。すり減ったソールを全部取り替える修理を、お店に頼んで1年ちょっと前にやりました。10年履けたらいいなと思っていたのですが、最近つま先のところでソールが剥がれてパックリ口を開けてしまいました。もうダメかな、とも思いましたが、試しに接着剤で着けてみることにしました。革やゴムに使える接着剤をホームセンターで買ってきて、剥がれた隙間に塗り広げ、説明書どおりに10分ほど待ってから圧着しました。型崩れしないように靴のに詰め物をして、つま先を万力でギュッと締め付けました。それから何度も履いていますが、今のところくっついています。やってみるものです。

 シャワートイレを交換したこともありました。元々自分で取り付けたものだったのですが、ある日何の前触れもなく突然部品が壊れて、1階のトイレで水を吹き出し始めました。2階のリビングにいたのですが、幸いなことに水音に気づいて発見し、多少濡れたものの事なきを得ました。これが、旅行中に起きていたらと思うとゾッとします。水回りはちょっと怖いな、と思いつつまた自分で取り付けました。

 他にも、洗面所の水栓や玄関のインターホンを付け替えたり。細かいところでは、ズボンのボタンをつけたり、カーディガンのほころびを繕ったり。貧乏臭いとツレアイが嘆くので、靴下の穴を繕うのは自粛しているのですが。修理は楽しいです。