このごろ思うことなど

ふと思ったこと、思いついたこと、作ってみたものなどについて書いています。

足の形について ―幅広の足の悩み―

 どうも足の形が他の人と違うみたいだ、ということに気がついたのは小学生のとき、プールサイドについた自分の足跡と友達のとを比べたときでした。私のは、小指1本分ほど幅が広く、かつ土踏まずがありませんでした。以来、若いころは靴に苦労しました。長さで選ぶと幅がきつく、幅を合わせるとつま先がブカブカになりました。スキー靴を買いに行ったスポーツ用品店で、私の足を見てしばし頭を抱えた店員は、「一番いいのはオーダーだね」と言いました。革靴を買いに行った靴屋では、「あー、こういう足に合うのは、『うわぁーかっこ悪い』っていう靴なんだよね。ハンバーガーみたいな」といいました。ハンバーガーみたいな靴がどういうものか、にわかには想像できませんでしたし、なんでこいつにここまで言われないといけないのかと、しばし憤りもしましたが、要するに足の幅がデカかったのです。
 足のサイズは2とおりあって、一つは、日本だとセンチメートルで表示する足の長さです。もう一つは足の幅で、親指の付け根と小指の付け根をぐるりと一周した長さを測ります。幅が狭い方から、A,B,C,D,E,EE,EEE,EEEE,Fなどと表示するようです。あるとき、EEの靴を買いました。革靴は、痛いのを我慢して履いていると、そのうち革が伸びで履けるようになります。少しきついとは思いましたが、一生懸命に革を伸ばして、長く履こうと思い、奮発して高いものを買いました。靴の中に入れて革を伸ばす道具なども使い、毎日履いて伸ばしたのですが・・・だめでした。足の方が悲鳴を上げて、結局ギブアップしました。その後、足のサイズを測ってもらう機会があったのですが、Fでした。そりゃあ無理ですよね・・・。
 でも、時代は変わりました。靴のメーカーも、幅広の足の人が多いということにやっと気がついたらしく、最近はEEEEの靴は品揃えが豊富になりました。さすがにFはあまり見かけませんが、EEEEならなんとかなります。良い世の中になりました。

追記です。
今履いていて具合がいいのは、アシックスのpedalaというウォーキングシューズです。でも私にとっては高いです。2万円以上します。本革ですが。幅広なだけの合皮の靴は3千円ぐらいで買えますが、壊れるのも早いです。