このごろ思うことなど

ふと思ったこと、思いついたこと、作ってみたものなどについて書いています。

ブックカバーを作る

 「ブックカバーでも作ろうかな」と言ってみた。電車の中で文庫本を読むときに、本にかける布製のカバーのことだ。手芸が趣味なわけではなく、あまり本気では無かったのだが、口に出して言ってみたら何だか本当に作りたくなってきて、作ることにした。イメージはデニムの生地だったが、適当なものが無く、代わりに3センチ角ぐらいの水色のチェックの生地を見つけたのでそれにした。
 昨日ブックオフから買ってきた「ダンスダンスダンス(上)」の表紙のカバーをはずして布に当ててみる。上下に1センチちょっとずつの余白をとって、布を裁った。チェックの柄はやりやすい。左右は適当に長めに切る。左右は端を折り返し、さらに表紙と裏表紙を差し込む部分を折り返す。上下は三つ折り。「ここは三つ折りかな?」と言うと、つれあいが「見えないんだから二つ折りでいいんじゃない?」というので、左右の端の折り返しは二つ折りにした。早速1センチぐらい折り返し、待ち針を打って、白い糸で波縫いで縫う。最初と最後は一針返す。次は上下の余白を4ミリぐらいの三つ折りにして、アイロンをかける。念のため、しつけをかける。紙のカバーをもう一度あてて、表紙・裏表紙の折り返し幅を決め、待ち針を打つ。あとは上下を縫えばおしまいだ。これは結構大変だということに縫い始めてすぐ気がついた。それほど厚くない生地とはいえ、三つ折り×2で6まい重ね、最も厚いところは7枚だ。普通の波縫いをあきらめ、畳を縫うように、上から下へ、下から上へと一針ずつ縫い進む。終了。あとは栞をつけたい。「本からちょん切ってつけようかな」と言ってみたら、家族に反対されたのでやめて、代わりに刺繍糸をつけることにした。刺繍糸の入ったビンを発掘すると、少しくすんだ藍色があり、それに決定。刺繍針に通して刺し、球止めする、適当な長さに切って反対側も球止め。これで完成。
 早速通勤で使ってみたけど、なかなかいい具合だ。栞の先の結び目がいい感じ。