フランスパン

　ゴールデンウィークも3日目。持ち帰った仕事も一区切りついて、いよいよ時間ができました。そうだ、フランスパンを作ろう、と思い立ちました。パン焼き器が導入されるまでは、毎週のようにパンを焼いていたのですが、ここ数年はほとんど手ごねのパンは焼かなくなりました。でも、オーブンを新調したので、暇ができたら焼いてみようと思っていたのでした。

　フランスパンは、私のような素人には難易度が高いパンです。以前も何度か挑戦しましたが、どうしても窯伸びが不十分で、生地に入れた切れ目が「眠い目」ぐらいしか開きません。今回も、急に思い立ったので、レシピのフランスパン専用粉やモルトなどは無く、普通の強力粉と砂糖で代用しました。それでも、気温や水温などの条件がたまたま絶妙によかったのではないかと思うのですが、コネ・発酵・成形と非常にスムーズに進み、焼く段階になりました。フランスパンの場合、オーブンで石を焼いておいて水をかけて蒸気を充満させる「蒸気注入」というのをやると良いらしいのですが、さすがに面倒でそこまでやったことはありませんでした。今度のオーブンは、この「蒸気注入」を自動でやってくれるという優れモノです（店員さんによると最近はみんなこの機能付いてるらしいですが）。オーブンに投入されたパン生地は、期待に応えて膨らみ始め、カミソリで入れた切れ目をバリバリと広げながら伸びていき、目がパッチリと開いたフランスパンが焼きあがりました。個人的には大満足です。フランスのワインとフランスのチーズを買ってきて、パンと一緒に美味しく頂きました。