このごろ思うことなど

ふと思ったこと、思いついたこと、作ってみたものなどについて書いています。

住宅ローンの借り換え

家を建てて、ちょうど10年になった。「売り建て」だったところを土地だけ購入し、家は注文建築にしたこともあり、思い入れがある家だ。設計に口を出したり、建具や内装・外装にあれこれ注文をつけていたのがつい先日のようだが、入居当時小学生と幼稚園児だった子供たちは二人とも高校生になっているのだ。

住宅ローンにとっても、10年は節目の年のようだ。現在借りているローンは、(1)住宅金融公庫、(2)財形住宅融資、(3)銀行ローンの3つだ。公庫は、最初から決められたとおりなのだが、10年を境に金利が2.55から3.5%にジャンプアップする。財形は、5年毎に金利を見直す5年固定の金利だが、10年目の見直しで逆に0.85%と金利が下降した。その他に、住宅ローン減税が終わるという変化もある。

それにしても、0.85%と3.5%の落差は衝撃的だった。公庫の金利が相対的に高いのは分かっていて、もともとの借り入れ金額も比較的少なめだった上に、繰り上げ返済も優先してきたので、残高は300万円程度、期間は8年程度と、ローン全体に占めるインパクトは大きくない。それでも、3.5%の金利なんか払っていて良いんだろうかと疑問になって、借り換えを検討することにした。

はたして、どれだけのメリットがあるのか、今日銀行で相談してきたところ、20〜30万円程度は借り換えで返済額が軽減されそうとのこと。事前に調べたところでは、同じ銀行のローンは借り換えできないとなっていたが、他のローン(今回の場合は公庫)を返す場合は、それに合わせて同じ銀行のローンも借り換えが可能だそうだ。銀行ローンは残高は100万円程度だが、金利は変動で1.95% と、昨今の水準からすると高めなので、合わせて借り換えることにした。手続きは極めて煩雑だが、20万円は無視できない金額だ。がんばって節約して旅行の資金にすることにしよう。

結局、審査にパスして金利は3年固定の0.6%となった。4年目以降の金利は変動なので確実ではないが、試算では30万円弱の軽減になる。この借り換えに要した手間ひまは、おおよそ以下のとおり。

  • 銀行訪問3回(各1〜1.5時間、相談・審査申し込み・ローン手続き)
  • 区役所で住民票や印鑑証明などをとる
  • 法務局で書類や図面をとる
  • 家や土地の各種書類を探し出してコピーをとるなど

書類は、なんだかんだで20種類ほどあって、集めるのは結構タフな仕事だった。